タイミングよく、スタッフから、
「タケさん、髪が綺麗にみえてハリコシでてノンシリコン
のシャンプーってどんなんですか?!」
って言われて、
「僕のブログみた?」
「見てないです!」
まあいいけど、シャンプーのブログ書いたとこやったんでね
それと、ノンシリコン?
「なんでノンシリコンがいいの?」
「いや、なんか、その方がいいかなーって」
誤解の無いようにですが、ブライダルのスタッフなので
メイクとセットが専門なので、髪の事は素人さんです
さて、やっぱりノンシリコンってあれだけコマーシャル
で聞いてるとイメージ持ってしまいますよね、
シリコンにも色々種類があります、この辺はまた次回で
そのスタッフに「ブログよんで!」
と、長くなりましたが前回の続きのヘマチン!
この成分が髪に対してどんな働きや効果があるか?
よく「修復効果がある」 「カラーの褪色防止」など
言われていてなぜそのような効果があるか?
C34H33FeN4O5
分子量はC(炭素12、01)が34個 H(水素1、008)が33個
Fe(鉄)55、85個 N(窒素14、01)が4個
O(酸素16)が5個
これを全て足したのが分子量 633、49Mol
何度も言いますが、ヘマチン単体では髪を修復する力はありません
他の処理剤と併用することで強固な結合をもたらします!!
強固な!!
ダメージとヘマチンの関係は切ってもきれない重要な
部分で、使いこなせたら最強のアイテム!
でも仕組みを理解しないと、邪魔をするし結果も
よくない、
なので、長くなりますが、このヘマチンの事について
NO3までお付き合いくださいね!
さてどんな場面で使用するかというと、パーマ時の2剤前の処理
中間水洗のすぐ後に薄いヘマチンを塗布しておけば2剤での
SS結合の再結合促進!
また鉄(ヘマチン)はチオを封鎖する働きをもっています、
なので1剤着けて毛先をビビらせたくないときに原液ヘマチンを
塗布すれば軟化も止まります!
そして消臭効果もあり、システアミンをはじめとする
還元剤のメルカプタン臭の消臭効果という事で各社から
特許も出されています、
カラー時にもあらかじめ毛髪内、特にメラニン回りに鉄があると
過酸化水素による酸化分解で活性酸素を促進し過酸化酸素
の分解を早めてくれてメラニンの分解を早めてくれます
ただ注意点が!!!!!!
カラー剤を塗布する前に毛髪表面にヘマチンがあると表面で
酸化重合を起こし色がはいらない !
前処理で使用する際はヘマチンの構造上内部に浸透しやすい
のでしっかり水洗してケラチン類(また別で書きます)&
CMC系を付与しカラーを塗布すればいい上がりになりますし
カラーの乳化時にヘマチンを使用するとカラーの酸化重合を大きく
し抜けずらくなるために褪色防止をうたってるのです
性質を理解したら最強のアイテムでも間違うと弊害が!
でもなんでもそうだし、それができてプロですし
次はもう少し書かせてください、もう少しだけ
よろしくお願いいたしますm(__)m